一般的なチョコレートの原料(カカオ豆から精製した物など)ではないため、人工的に作られた素材や、保存料や乳化剤、カカオバターなども一切使用せず、原料から一貫して手掛ける事で、素材本来の味わいや産地の特徴をストレートかつフレッシュに、そして多彩に表現する事ができます。
ワインやコーヒーと同じく、産地によって異なる味わいを自家焙煎する事で引き出し、胚乳部分のカカオニブを粗挽きにする事で、噛んだ瞬間に弾けるようなカカオ豆のアロマを楽しむ事ができます。
目の前に広がるミネラル豊富なサトウキビを刈り取り、絞り汁を煮詰めた結晶「純黒糖」、黄金色に輝く「島ザラメ」は、亜熱帯気候ならではの自然の恵み。
その味わいや歴史を探求するため、TIMELESSでは指定農園を立ち上げ、実体験を通し理想とするサトウキビ作りを行っています。
カカオ豆を粗挽きにする事で、「滑らかで口溶けの良いチョコレート」ではなく、独特な食感の「噛む事で弾けるアロマのチョコレート」に仕上げました。
カカオが持つフルーツ要素を最大限に引き出す「島ザラメ」を合わせる事で、華やかな味わいを楽しむ事ができます。
島や品種、製法によって異なる味わいのサトウキビから作られる「純黒糖」をカカオの味わいに合わせ選び抜き、石臼でじっくりと時間をかけ挽く事で奥深い味わいを引き出しました。
高温・多湿というチョコレートにとって不利な状況で活動を続けるのには理由があります。
それは、チョコレートの原料として欠かす事のできない、沖縄の島一面に広がる”サトウキビ畑”が目の前にあるという事。
亜熱帯気候ならではの恵まれた環境とミネラル豊富な土壌があり、島ごとによって異なる味わいを持つサトウキビと共に成長していきたい。TIMELESSは原料の本質を追求し続けていきます。
沖縄の言葉で「ぬち」は命、「ぐすい」は薬、「ぬちぐすい」とは命の薬を意味する言葉です。
病院や薬局などで買う薬を意味するのではなく、母親の愛情であったり、美味しい料理、人の優しさなど心の中が暖かくなり癒されるような事を例える時の言葉です。
TIMELESSのチョコレートはカカオ豆とサトウキビ、この2つの原料のみで出来ています。
人工的な原料を掛け合わせ作る味わいではなく、自然本来の魅力を最大限に活かし表現する事。
そして「心や身体の栄養」となる「ぬちぐすい」をダイレクトに感じるチョコレートを沖縄で日々作り続けています。